歴史を知る大切さ

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今のユーヴェがあるのは誰のお陰か

 

 偶にこんな話がサポーターの間で話し合われます。

1番に浮かぶのはレジェンドデルピエロでしょう。

デルピエロが居なければ…

考えたくもない!!!想像がもしたくない!

ではデルピエロはなぜユーヴェにいたのでしょう。

当時のユーヴェが強かったから?

こんな感じで考えていると、

一概にデルピエロだけのお陰とは言い切れないです。

じゃあその前のバッジョプラティニ

では彼らはなぜユーヴェにいたのでしょう。

デルピエロの時とループしてしまいました。

実はこんな事はどの選手にも当てはまってしまうのです。

 

アニェッリ家のお陰?

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 先程みたいな事を考えていたらキリが無いので、

経営面から考えましょう。

現在のユヴェントス会長であるアンドレア・アニェッリ

その叔父にあたるジャンニ・アニェッリ

戦後間のない頃、ユヴェントスを買収しました。

アニェッリ家といえばイタリア最大の自動車産業会社

FIATを経営している大富豪です。

アニェッリ家に買収されていなければ間違いなく

今のユヴェントスは無いと言っても過言ではありません。

ではなぜ、当時ユヴェントスを買収したのでしょう。

それはアニェッリ家がトリノ出身だからでしょう。

でももし、アニェッリ家がトリノ出身でなかったら…

これも考えたくない!!!想像したくない!

こんな感じで色々と考えていると

今あるユヴェントスというクラブが

イタリアだけに留まらず、世界にも人気があるのは

偶然…いや奇跡と言っても過言ではない様に思えます。

 

 

〜結論〜

 今のユヴェントスは誰のお陰であるのか。

それは誰のお陰でもある。

今も含め選手、監督、経営陣、そして

122年間ついてきてくれているサポーター。

122年の間に良い時もあり、悪い時もあった。

活躍できた選手もいた。

活躍できなかった選手もいた。

それも含め今のユヴェントスがある。

1つ1つがバタフライエフェクトの様に。

だからこそ歴史を知る必要があると思う。

そして今のユヴェントス

そのサポーターである皆さんも

歴史の一部である事を忘れてはいけない。

ユヴェントス、そのサポーターである事を

誇りに思います。

それでもユヴェントスは続く

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ユヴェントスらしさ」

 よく同じサポーターの中でも

このワードを耳にする。

だが幾多ものタイトルを獲得し、

クラブが成長するにつれて

ユヴェントスらしさ」を考えると

一体、何がなんなのかわからなくなる。

 

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 私事ながらひと昔前の話をする。

自分が中学生でサッカーに励んでいた頃、

どこのチームもFCバルセロナのような

美しいサッカーに憧れ、目指していた。

自分の所属していたチームもそうだった。

だが、ふとしたキッカケで

ユヴェントスを見た時、

当時のトレンドとは全く違くとも

熱く、泥臭いサッカーの魅力に惹かれ

感動まで覚えた。

それからファンになり、ユヴェントスについて

猛勉強し、ある考えに至った。

ユヴェントスカルチョの歴史が

ユヴェントスというチームを作ったのだ。

だが、僕が好きになった時の

ユヴェントスというチームは

年々、薄れている気がする。 

 

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 エンブレムが変わりストライプも廃止された。

次々とクラブのレジェンドが去っていく。

自分の中で哀愁が漂うと同時に

これが良い方向に向かっている

というのはわかる。

事実、近年移籍市場が開かれると

ビックネームを獲得することができる。

クラブ収入は上がり、人気度も高くなり、

クラブの立ち位置は大きく変わった。

着々とクラブが良い方向に行っている

何よりの証拠だ。

 

 自分が好きになった頃のユヴェントス

今はないに等しいが、今に繋ぐための

ステップであり、1つの歴史である。

歴史は現在進行形で刻み込まれ、変容する。

今、活躍している選手も

歴史の一部となり、未来を良く変える。

そう信じている。

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  これまでの執筆を見ている方なら

「サポーター辞めたらいいじゃん」

と思うかもしれない。

その気持ちはサラサラない。

何故なら、

ユヴェンティーノで良かった」

と思える瞬間が幾つもあるからだ。

それは強く、美しいサッカーを目指しながら

心の中では情熱に満ち、

FINO ALLA FINE (最後の最後まで)

の精神を心得ている選手、監督、

スタッフ、フロント陣や会長がいるからだと

考えている。もちろんサポーターも。

長い歴史でも変わらない事。

ユヴェントスらしさ

とはこの事かもしれませんね。

 

 これから良い方向、悪い方向に向かっても

ユヴェントスはそれでも続く。

情熱は続く、FINO ALLA FINE.

 

 

(執筆者:白黒コサック)

 

 

 

神童が背負うもの

モイーズ・キーン、19歳、FW

 イタリアA代表で初得点をあげた時、

「KEAN」の文字を強調させた。

その意味は彼の物語を知ればわかるはず。

彼が背負うものとは。

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 モイーズ・キーン19歳。数々の最年少記録を持ち、「ユヴェントスアズーリ(イタリア代表)の未来」と呼ばれている。バネのあるスピード、機会があれば必ずと言ってもいい程決める決定力、強いフィジカルからもたらす高いキープ力、そしてフィリッポ・インザーギ(ユヴェントスACミランなど)を彷彿とさせるような裏への抜け出し。FWに必要な能力の全てが19歳とは思えないような才能を持っている。経歴、ポジション、イタリア人である事、そして風貌から度々マリオ・バロテッリ(マルセイユ所属)と比較されている。

 

〜生い立ち〜

 2000年2月25日、イタリア北西部ヴェルチェッリという小さな町で、両親がコートジボワールの地を引き、7つ上の兄を持つモイーズが産まれた。母のイザベレに、医師は「もう子供はできない」、そう告げられた4ヶ月後にモイーズを妊娠した。まさにモイーズが産まれる事は奇跡であったのだ。しかし、困難は続いてしまう。父が姿を消してしまったのである。イタリアの経済は厳しい状況であり、2人の子持ちのシングルマザーになってしまったキーン家は貧しい暮らしをしていた。この頃からモイーズにはサッカーしかなかったのである。

 

〜下部組織時代〜

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 地元や隣町のクラブアカデミーでキャリアをスタートさせた。2007年からは4年間トリノFCの下部組織に所属する。だが転機は突然訪れた。2010年に若き才能がユヴェントススカウトの目に留まり、ユヴェントスの下部組織に所属する事になった。それから頭角をメキメキと現し、大きな成長を遂げた。14歳の頃にはU-17まで上り詰め、イタリアユース代表にも選ばれ始めた。16歳の頃には、 U-19相手に怯む(ひるむ)ことなく、得点を量産し続け、注目され始める。ついには実力でトップチーム合流まで手繰り寄せることになったのである。

 

〜プロデビューと苦悩の2年目〜

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 2016年10月2日エンポリ戦に初のベンチ入りを果たす。そしてついに同年11月19日ペスカーラ戦、84分にマリオ・マンジュキッチに替わりプロデビューを果たす。観に来てくれた母と兄はその姿に号泣した。並々ならぬ想いがあったのだろう。まさに夢物語であった。11月22日セビージャ戦ではCL初出場を果たす。2000年以降生まれでは、初めてのCL出場を遂げた選手であった。2017年5月27日最終節ボローニャ戦では、同点で迎えた94分にセットプレーからのヘディングで決勝点をあげる。ユヴェントス史上2番目に若い記録であり、2000年以降生まれ(5大リーグに限る)で最も早い記録となった。まさに順風満帆で2016-17シーズンを終えることになる。2017-18シーズンは同じセリエAエラス・ヴェローナにレンタル移籍される。ユヴェントス下部組織出身にとっては1番の試練だ。これまでに何人もの選手がこの壁を越えることが出来ず、ユヴェントスを去ってしまったのである。ヴェローナミラン相手に2得点をあげるなど19試合4得点を記録するが、怪我もあり、納得のいかないシーズンを送ってしまう。

 

〜現在まで〜

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  2018年夏、国内外問わず移籍・レンタル移籍の噂が多く立ってしまった。だが、アッレグリ監督は彼の才能を信じ、ユヴェントストップチームに残す決断をした。しかし、クリスティアーノ・ロナウドマリオ・マンジュキッチといったFW陣を擁するユヴェントスから出場機会を得る事は決して容易ではなかった。冬にはまたもや移籍の噂が立つほどであった。だがモイーズは決して腐ってはいなかった。ユヴェントスという環境で学ぶ事は多かったからだ。2019年1月30日、コッパ・イタリアボローニャ戦で初めてスタメンを勝ち取ると49分に得点、同年3月8日ウディネーゼ戦では2得点をあげ、少ないチャンスを物にし、大一番のCL1回戦2ndlegアトレティコ戦では途中出場できるほどの「戦力」として使われるレベルまで成長した。イタリアA代表に呼ばれると早速スタメン起用。フィンランド戦、続くリヒテンシュタイン戦で得点をあげ、衝撃を走らせた。久しぶりのアズーリを担うニューヒーローの誕生だからである。

 

最後に一言…

 モイーズ・キーンが背負うものは、あまりにも大き過ぎる。ユヴェントスの未来、アズーリの未来、そして愛する家族。そしてこれから更なる壁が待ち受けるだろう。FW陣高齢化により、新加入や既存選手とのポジション争い、スランプや伸び悩み、そしてイタリア人に蔓延る(はびこる)差別問題。だが彼は今までいくつもの困難を乗り越えてきた程の強いハートが備わっている。苦しい時こそ自信を持って欲しい。そしてサポーターはまるで我が子のように暖かい目で見守ってくれるはずだ。結果が全ての世界。少ないチャンスを幾度となく物にしてきたモイーズならできる。

モイーズ・キーンならできるはず!!!

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(著作:白黒コサック)

 

現地に行こう〜ユーヴェここにあり〜

皆さまこんにちは!

初めての方もこんにちは!

いつもありがとうございます。白黒コサックです。

知ってる方も多いですがユヴェンティーノです。

まあ自己紹介はさて置き、、ブログを書き始めました!

理由は書きたいことがあるからです(笑)

そういう事でよろしくお願いします。

 

 

ブログ第一弾は「現地に行こう」です。

大学生ならが1人でイタリアに行きました。

そこで中学の頃から夢であった

ユヴェントス観戦を果たしたので

ユヴェントススタジアム、現地観戦について

感じた事を書きます。 

 

 

 

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見てください!この美しきスタジアム!

これがユヴェントススタジアムだ!

正式にはアリアンツスタジアムです。

ユヴェントススタジアムは

トリノ市の北部に位置するスタジアムです。

トリノ中心部から電車やバスで40分ほどで行けます。

イタリアでは初めてクラブが所有するスタジアムです。

 

私が観に行った2月2日パルマ戦は生憎の雪や雨模様でした。

試合開始5時間前ほどに現地に行き、スタジアムツアーへ…

胸を高らせながら入った関係者しかいない、

静寂なスタジアムの光景は

言葉では表せない程の感動を覚えました。

 

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この感動は現地に行かなければ味わう事は不可能。

息を呑むとはこの事だと感じました。

このあとピッチのギリギリまで行ったり、

ロッカールームやスタジアム裏側などを散策。

「ここが〜の場所だ!!」が止まりません!!!

 

この後ミュージアムへ行き、

歴史と伝統にまたも酔いしれることに。

 試合前ということもあり、人で賑わっていましたが、

古今東西から来た世界中のユヴェンティーニ達の気持ちは

おそらく同じでしょう。

 

そしていよいよキックオフ!!

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(@juventusfcen から引用)

結果をいうと3-3で最悪な引き分け方でした。

しかし、観戦している時には既に結果はオマケでした。

スタジアムツアー時の静寂とは裏腹に熱烈な大声援、

自分を含め、一喜一憂するサポーター達、

脳裏に焼きつく程の臨場感。

全てが夢のような90分でした。

ユヴェントススタジアムに来てからの数時間は

人生において最高の時間。また行きたい。

そう強く思わせてくれました。

 

最後に…

今、学生をである海外サッカーファンは

こう感じてる人も多いでしょう。

「お金がない」「行く自信がない」

分かります、とても分かります。

自分もその1人でした。

 

そもそも今回かかった費用は

飛行機代、ホテル代、チケット代、その他の雑費含めて

約40万円ほど!!!(泣)

大学生の自分にとってあまりにも高過ぎる出費でした。

1年間汗水垂らして働き貯めたお金でした。

 

そして共に海外まで行ってユーヴェを観てくれるような

友人がいない!!!(泣)

1人で行くことが、どれだけ不安であったか、、。

 

 

それでも

ユヴェントスが好きだから」

の1点で押し切り、

夢のユヴェントス観戦を果たしました。

確かにお金はかかります。不安だらけです。

でもそこには想像を遥かに超えるほどの感動があります。

それほどの価値がそこにはあります。

勇気を出して一歩踏み出してみてください。

現地に行こう!!!!!

 

 

著作:白黒コサック